電気設備点検に使われる測定機器のご紹介

点検の基本となる「安全確認」「状態把握」「精密診断」の3つのカテゴリーに分けてリストアップしています。
1. 安全確認:作業前の必須チェック
電気作業において、停電の確認や相順の確認は事故防止に直結する最も重要なプロセスです。
- 検電 (高圧・低圧):
HSN-6A1 (長谷川電機工業):交流・直流の両方に対応。伸縮式で高低圧どちらの検電も安全に行えます。 - 検相 (相順確認):
PD3129-10 (日置電機):被覆の上から測定できる非接触型。金属露出部がないため短絡事故を防止できます。 - 電圧測定/検相:
PD3259-50 (日置電機):三相の電圧測定と検相を同時に行える高機能モデル。Bluetooth通信にも対応しています。
2. 状態把握:電流・漏電の日常点検
負荷電流の測定や、絶縁不良の予兆となる漏洩電流(リーク)の確認に使用します。
- 負荷電流測定:
CM4373-50 (日置電機):AC/DC両用。非常にタフな設計で、太い電線や狭い場所でも測定しやすいクランプ形状です。 - 漏れ電流測定:
CM4002 (日置電機):微小な漏れ電流を高精度にキャッチ。フィルタ機能により、高調波成分を除いた基本波のみの測定も可能です。 - 大電流測定:
KEW2210R (共立電気計器):フレキシブルセンサーを採用。通常のクランプでは挟めない太いブスバーや密集した配線に最適です。
3. 精密診断:絶縁・接地の法廷点検
電気設備の健全性を証明するための数値測定です。
- 絶縁抵抗測定:
IR4052-50 (日置電機):5レンジ搭載のデジタル式。JIS認証品で、高速な判定レスポンスにより作業効率が向上します。 - 接地抵抗測定:
FT6031-50 (日置電機):A種からD種まで対応。防塵・防水(IP67)性能が高く、過酷な屋外現場でも安心して使用できます。 - 高圧絶縁診断:
KEW3125B (共立電気計器):最大5000Vの定格測定電圧。トランスやケーブルなど高圧設備の本格的な診断に用いられます。
4. 主な測定器ピックアップ
各カテゴリの主要機材です。
■絶縁・接地抵抗測定(法定点検・精密診断)
デジタル絶縁抵抗計 IR4052-50
5レンジ搭載のデジタル式。JIS認証品で、一目で良否がわかるコンパレータ機能付き。
デジタル高圧絶縁抵抗計 KEW3125B
トランスや高圧ケーブルの点検用。最大5000Vの印加が可能で、大規模設備の絶縁診断に必須。
接地抵抗計 FT6031-50
A種からD種接地まで対応。防水・防塵設計で、土壌に補助棒を指す現場作業に強い。
■電流・漏電測定(負荷・異常確認)
AC/DCクランプメータ CM4373-50
交流・直流どちらも測定可能。太陽光パネルの点検や、EV充電設備の確認にも適しています。
ACリーククランプメータ CM4002
漏電(漏れ電流)測定に特化。高精度に微小電流をキャッチし、間欠的な漏電の調査に役立ちます。
交流電流測定用クランプメータ KEW2210R
センサー部が紐状(フレキシブル)で、太い配線や狭い盤内でも巻き付けて測定できます。
■安全確認・電源品質(作業前確認・解析)
交直両用高低圧検電器 HSN-6A1
作業前の停電確認に。これ一本で高圧回路(AC/DC)から低圧まで安全に検電できます。
検相器 PD3129-10
電線の被覆の上からクリップするだけで相順を確認。金属露出部がないため短絡の心配がありません。
電圧計付検相器 PD3259-50
電気作業の安全確保において非常に汎用性が高く、信頼されているロングセラー。
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