漁業で使用される測定器

漁業で使用される測定器

漁業で使用される測定器について

漁業で使用される測定器は、大きく分けて「魚を探すためのもの」「海の環境を知るためのもの」「安全に航海するためのもの」の3つのカテゴリーに分類されます。
プロの漁師(商業漁業)から調査研究まで幅広く使われている主な機器をまとめました。

1. 魚・漁獲に関する測定器

効率よく獲物を見つけ、資源を守るために欠かせない機器です。

  • 魚群探知機(魚探):
    超音波を水中に発射し、魚の群れや海底の状況をモニターに映し出します。最近では魚の「サイズ」まで判別できる機種もあります。
  • ソナー:
    魚探が船の真下を探るのに対し、ソナーは船の周囲(360度方向)を広範囲に探査します。まき網漁などで進路を決めるのに重要です。
  • ネットゾンデ:
    網の入り口に取り付け、網の深さや網口の広さ、網の中に魚が入ったかどうかをリアルタイムで船上に伝えます。

2. 海洋環境を知るための測定器

魚が好む環境(漁場)を特定するために使用します。

  • 水温計(海水温度計):
    魚種によって好む水温が異なるため、漁場の選定に必須です。船底に固定するものや、センサーを投げ込むタイプがあります。
  • CTD観測装置:
    塩分(Conductivity)、温度(Temperature)、深さ(Depth)を同時に測定します。海流の動きや潮目を把握するために使われます。
  • 潮流計:
    潮の流れの速さと方向を測定します。網を流す方向を決めたり、安全に操業したりするために重要です。
  • DOメーター(溶存酸素計):
    養殖現場などで、水中の酸素濃度が不足していないかを確認するために使われます。

3. 航海・安全に関する測定器

海上で自分の位置を知り、事故を防ぐための機器です。

  • GPS航法装置:
    自船の正確な位置(緯度・経度)を特定します。
  • 船舶用レーダー:
    霧や夜間でも、周囲の船や障害物、陸地の位置を把握します。
  • 風向風速計:
    現場の気象状況を正確に把握し、操業を続けるか撤収するかを判断する基準にします。

4. 水揚げ・品質管理に関する測定器

獲った魚を商品として管理するために使われます。

  • 吊りはかり(クレーンスケール):
    水揚げした魚の重量を網ごと、あるいはカゴごと計量します。
  • 塩分濃度計:
    漬け込みや加工工程、または活魚輸送車の海水の濃度管理に使用します。
  • 非破壊糖度・鮮度計:
    近赤外線などを用いて、魚を傷つけずに脂の乗りや鮮度を測定する最新の機器もあります。

お勧めの測定器

主な測定機器は以下になります。

まとめ

不確実な海の状態を可視化し、漁業を安全で収益性の高いビジネスに変えるためには、測定器は非常に大きな役割を果たします。


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