超音波流量計 トピックス
1.超音波流量計の機能概要
超音波流量計は、既設配管の外側にセンサーを取り付け、配管内を流れている流体の流量(流速)を計測し更に、内部メモリに保存することにより、データ化することができるハンディタイプの流量計です。
その他に、電磁流量計、しぼり流量計(ベンチュリ計)、差圧式流量計(オリフィス流量計)、フロート型流量計、層流型流量計、熱線式流量計、カルマン渦流量計、タービン流量計、羽根車式流量計、堰式流量計、コリオリ式流量計などがあります。
2.おすすめ機材
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超音波流量計 ポーターフローC |
超音波流量計 UFP-20 | 超音波ドップラ流量計 SX30 |
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3.超音波流量計に対するお客様のお問合わせ内容
・お困りごと ・問題点 |
石膏のスラリ(濃度15%〜20%:体積比)が正しく測定できません。 |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
スラリの測定はスラリの種類(成分、濁度、気泡の混入程度)と配管材質によって測定が困難な場合があります。測定場所を変更してみるか、ドップラ法の超音波流量計での測定を試みてください。
ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
超音波流量計ではどんな流体が計測できますか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
水、温水、蒸留水、アルコール、ミルク、エタノールなど、超音波が通る均一な液体であれば測定可能です。
ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
流量を長期間連続計測しPC等で取り出しがしたいのですが どの機種が対応していますか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
弊社取り扱い商品のなかでは、ポーターフローCがお薦めです。 たとえば、256MのSDカードであれば、(保存周期30秒、保存データ種類14種類の場合)約1年間の測定データが保存可能です。*SDカードは最大8GBまで対応可能となります。 ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
アナログ出力信号を使って、手持ちの機械に流量データを取 り込みできますか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
はい。弊社で取り扱いのレンタル商品であれば、どちらの機材もDC4〜20mAのアナログ出力信号が出ています。但し、接続ケーブルがオプション等になっている商品もございますので、詳しくは担当営業にお問合せください。
ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
直管長はどれくらい必要ですか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
一般的に、上流側に10D、下流側に5Dが最低必要と言われてます。 *D=配管径 ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
センサの取付けスペースが狭いため、小口径センサ(FLD22)を分解してZ法で取付けたが「受信信号なし」のエラーメッセージが出て測定出来ない。どうすればよいでしょうか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
「受信信号なし」のエラーメッセージは上流側センサと下流側センサ間で超音波信号が受信出来ない場合に発生します。Z法でセンサを取付ける場合は(1)対向位置合わせ と (2)取付け寸法の2つの条件を満足させる必要があります。取付け作業をやり易くするためゲージペーパーを作成し使用することを推奨します。![]() ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
センサ面に塗布するシリコングリースを薄く延ばしセンサを取付けました。測定画面に表示されるインジケータの数が1個〜3個と不安定です。なぜですか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
グリースを塗布する目的はセンサ面と配管の密着を良くし、超音波信号が良く伝達するようにするためです。薄く延ばすとこの目的が達成せず超音波信号の伝達が不安定になるためインジケータの表示も不安定になります。グリースはタップリ塗布して下さい。 超音波の発・受信部分(楕円の白い部分)にタップリと塗布する。(FLD12.FLD22) ![]() ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
センサの取付け方法で「V法」と「Z法」がありますが、なにがどう違うのですか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
「V法(反射法)」と「Z法(透過法)」の取付け方は次のとおりです。![]() Z法は次のような場合に選択します。 (1)取付けスペースがないとき(取付け寸法はV法の約1/2です)。 (2)流入下水のような、濁度の高い流体を測定する場合。 (3)配管にモルタルライニングが施してある時。 (4)配管が古く、配管の内面にスケールが厚く付着していると思われる場合。 尚、「V法」での測定は流体の流れの中心軸が管軸に対して平行でなく、偏った流れの場合に、その影響による誤差を軽減出来る特長があります。但し、その適用口径には限界があり、配管材質によっても異なりますが一般的には1測線(1組のセンサで測定する方式)での測定は口径が2000mm以下の場合に適用しております。 ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
口径32Aの鋼管で50℃の温水流量を測定しています。時々「受信信号変動」のエラーが発生するのですがなぜでしょうか?尚、センサは水平配管の真上に取付けており、前方約30cmの位置にコントロールバルブが設置されています。 |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
「受信信号変動」のエラーは流体中に多量の気泡や異物が混入した場合に発生します。 流体に気泡や異物が混入しないようにするか、それらの影響を受けない場所にセンサを移動して下さい。水平配管の真上にセンサを取付けますと気泡の影響を大きく受けますので、センサは真横から±45度の範囲内に取付けて下さい。 又、センサの前方にポンプやコントロールバルブがある場合は流量を正確に測定するために、配管の内径(D)の30倍以上の直管部が必要です。この場合の直管部は約32mm×30=960mm以上が必要です。 ![]() ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
大形センサを取付ける時「ゲージペーパ」を用意する、とありますが「ゲージペーパ」とはどんな物 ですか?また、それは市販されておりますか? |
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
「ゲージペーパ」とは配管の円周上に巻きつけてセンサ取付けを容易にするための紙のことです。センサ取付け後は不要になりますので上質の紙である必要はありませんが、耐水性のある方がよいでしょう。配管の表面が乾いているか濡れているかで紙質を選択して下さい。 紙の長さ、幅はセンサを取付ける配管の口径で異なりますので注意して下さい。 「ゲージペーパ」は「V法」「Z法」のいずれの取付け時にも使用した方が便利です。 ![]() (1)長さ4D以上、幅200mm(できればD)以上の長辺が平行な紙(又はビニルシートなど)を用意します。 ![]() (2)一方の端から約100mmのところに、長辺と直交する線を書きます。 ![]() ご利用されたレンタル機材は |
・お困りごと ・問題点 |
配管の口径をインチで言われたのですが、インチとmmの関係はどうなっているのですか? | ||||||||||||||||||||||
・解決方法 ・ご利用 レンタル機材 |
正式にはmmで表現しますが、業界の慣用語としてインチ表現が使われており、その関係は次のとおりです。
ご利用されたレンタル機材は |