1,2-ジブロモシクロペンタン(1,2-Dibromocyclopentane)
シクロペンタンの隣り合う炭素原子(1位と2位)にそれぞれ1つずつ臭素原子が結合した環状ハロゲン化炭化水素です。シクロペンテンに対して臭素(Br2)を付加させることで合成されます。シス型とトランス型の幾何異性体が存在しますが、通常はトランス型が主生成物となります。有機合成における中間体として、特定の環状化合物を導入する際や、脱臭素化反応の研究などに用いられる重い液体です。
別名:二臭化シクロペンチレン
| ガス名 |
1,2-ジブロモシクロペンタン |
分子式 (化学式) |
C5H8Br2 |
| 状態 |
液体(重い液体、比重:約1.9) |
| 色 |
無色から淡黄色(光に当たると徐々に着色する) |
| 臭気 |
ハロゲン化炭化水素特有の、甘く鋭い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成中間体(医薬品、農薬、機能性材料の製造)、研究用試薬、化学反応の触媒や溶媒としての研究。
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危険 情報 |
- ・引火点が約75度から85度前後の可燃性の液体です。常温での引火危険は比較的低いですが、加熱すると引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。熱分解すると、有毒で腐食性の臭化水素や一酸化炭素を発生します。強酸化剤、強塩基、およびアルミニウムやマグネシウムなどの活性金属との接触を避けてください。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があります。直接触れると、皮膚の痛み、赤み、炎症を引き起こし、蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では麻酔作用が現れます。肝臓や腎臓への潜在的な毒性も懸念されるため、長時間の曝露は厳禁です。取り扱いの際は、防毒マスク(有機ガス用)、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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