1,2-ジクロロ-1,2-ジフルオロエテン(1,2-Dichloro-1,2-difluoroethene)
エチレンの水素原子がすべて2つの塩素原子と2つのフッ素原子に置き換わった、完全ハロゲン化不飽和炭化水素(クロロフルオロカーボン類、CFCs)の一種です。二重結合の周りに置換基があるため、シス型とトランス型の幾何異性体が存在します。非常に沸点が低く、常温では気体または容易に蒸発する液体として存在します。化学的に比較的安定していますが、オゾン層破壊係数を持つ物質として知られており、現在は環境規制の対象となっている化合物です。
別名:1,2-ジクロロ-1,2-ジフルオロエチレン、CFC-1112
| ガス名 |
1,2-ジクロロ-1,2-ジフルオロエテン |
分子式 (化学式) |
C2Cl2F2 |
| 状態 |
気体または揮発性の高い液体(沸点:約21度から22度前後) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
エーテルに似た、かすかに甘い特有の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・冷媒、溶剤、特殊なポリマーの原料(モノマー)、有機合成の中間体。ただし、モントリオール議定書等による規制により、現在の用途は極めて限定的です。
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危険 情報 |
- ・不燃性のガス(液体)ですが、火災などの高温下で分解すると、有毒で腐食性の高い塩化水素、フッ化水素、ホスゲン、カルボニルフルオリドなどを発生します。強酸化剤や、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛などの活性金属粉末と接触すると、激しく反応して爆発する危険があります。容器は圧力上昇により破裂する恐れがあるため、加熱を避けてください。
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人体の 影響 |
- ・吸入:高濃度の蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、意識混濁を引き起こし、麻酔作用が現れます。また、心臓の感作(不整脈)を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
- ・皮膚:液体の状態では、急速な蒸発に伴う気化熱により凍傷を引き起こす恐れがあります。
- ・長期曝露:肝臓や腎臓への影響が懸念されます。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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