1,3-ブタジエンジエポキシド(1,3-Butadiene diepoxide)
1,3-ブタジエンの2つの二重結合がそれぞれエポキシ化された構造を持つ化合物です。分子内に2つのエポキシ基(オキシラン環)を有するため非常に反応性が高く、架橋剤やポリマーの変性剤、有機合成の中間体として利用されます。しかし、強力なDNA反応性を持ち、極めて高い毒性と発がん性が指摘されているため、取り扱いには最優先の警戒が必要です。
別名:ジエポキシブタン、2,2-ビオキシラン、1,2:3,4-ジエポキシブタン
| ガス名 |
1,3-ブタジエンジエポキシド |
分子式 (化学式) |
C4H6O2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・ポリマーの架橋剤、繊維の改質剤、生物学研究におけるDNA架橋剤、有機合成原料。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です(引火点:約45度)。加熱により爆発性混合気体を形成します。化学的に不安定で、酸、塩基、金属塩などの触媒や熱によって激しく重合し、爆発的な反応を起こす危険があります。また、加熱分解により一酸化炭素などの有害ガスを発生します。
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人体の 影響 |
- ・国際がん研究機関(IARC)により「グループ1(人に対して発がん性がある)」に分類されている極めて危険な物質です。強力な変異原性があり、DNAを架橋することで細胞障害を引き起こします。吸入、経口摂取、皮膚吸収のすべてにおいて猛毒であり、目や皮膚に対して深刻な刺激性と腐食性を示します。肺、肝臓、腎臓への重篤な障害、および遺伝性疾患を誘発する恐れがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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