1,3-ジアジン(1,3-Diazine)
一般的には「ピリミジン」の名で知られる化合物です。ベンゼン環の1位と3位の炭素原子が窒素原子に置き換わった、六員環の複素環式芳香族化合物です。ピリジンよりも塩基性は弱くなります。生体内で非常に重要な役割を果たす核酸(DNAやRNA)の塩基であるシトシン、チミン、ウラシルの基本骨格となっています。医薬品や農薬、染料の合成において、極めて広範かつ重要な中間体として利用されています。
別名:ピリミジン(Pyrimidine)、メタジアジン
| ガス名 |
1,3-ジアジン |
分子式 (化学式) |
C4H4N2 |
| 状態 |
液体(融点は約20度から22度、沸点は約123度から124度) |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
ピリジンに似た、特有の強い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・核酸(DNA、RNA)の構成成分の合成、医薬品の中間原料(ビタミンB1、抗がん剤、抗ウイルス薬、バルビツール酸系催眠薬)、農薬(除草剤、殺虫剤、殺菌剤)、有機合成試薬、錯体化学の配位子。
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危険 情報 |
- ・常温(引火点:約31度から35度前後)で火気によって引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。加熱や燃焼により、一酸化炭素、二酸化炭素、および毒性の高い窒素酸化物(NOx)やシアン化水素を発生します。強酸化剤や強酸との接触を避けてください。水溶性であるため、消火の際は耐アルコール泡消火剤などが有効です。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に直接触れると、皮膚の炎症や目の激しい痛みを引き起こします。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こし、高濃度では中枢神経系に影響を及ぼす恐れがあります。生理活性が強い骨格であるため、体内への取り込み(吸入、経口、経皮)は厳禁です。取り扱いの際は、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡、防護服を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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