ジオキサン(1,4-Dioxane)

2つの酸素原子を含む6員環構造を持つ複素環式化合物です。水や多くの有機溶剤と自由に混ざり合う非常に優れた溶解性を持つため、工業用溶剤として広く利用されてきました。しかし、人体への有害性や環境残留性が指摘されており、近年では規制や管理が強化されている物質でもあります。
別名:二エチレン二酸化物、1,4-ジエチレン二酸化物、ジエチレンエーテル

レンタル
対象機種
ガス名 ジオキサン 分子式
(化学式)
C4H8O2
状態 液体(揮発性がある、沸点:約101度)
無色透明
臭気 わずかに甘いエーテル様の臭気
燃焼
範囲 vol%
2.0%から22.0% 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・溶剤(セルロース、樹脂、油、ワックスの溶解)、安定剤(1,1,1-トリクロロエタン等の塩素系溶剤の分解防止)、医薬品・農薬の反応溶媒、分析試薬、重合反応の媒体。
危険
情報
  • ・引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約11度から12度前後)。常温で容易に引火し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。
    空気(酸素)に長時間触れると、爆発性の過酸化物を生成する恐れがあるため、蒸留や長期間保存の際は厳重な注意が必要です。強力な酸化剤と激しく反応します。
人体の
影響
  • ・刺激性、肝臓・腎臓への障害、および発がん性の疑いがある有害物質です。皮膚から吸収されやすく、全身毒性を招く恐れがあります。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気、眠気を引き起こします。高濃度では意識喪失に至ることがあります。長期間、または繰り返し暴露されると、肝臓や腎臓に深刻な障害を及ぼす可能性があります。
  • ・発がん性:国際がん研究機関(IARC)により、ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)と分類されています。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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