シクロオクタジエン(1,5-Cyclooctadiene)
炭素数8の環状不飽和炭化水素で、環の中に2つの二重結合を持っています。一般的に「COD」と略されます。ブタジエンの二量化によって製造されます。遷移金属(特にニッケル、パラジウム、白金)と安定な錯体を形成する性質があるため、有機金属化学における重要な配位子として、また合成樹脂や医薬品の中間原料として広く利用されています。
別名:COD、1,5-シクロオクタジエン
| ガス名 |
シクロオクタジエン |
分子式 (化学式) |
C8H12 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
非常に強く、不快な刺激を伴う特有の炭化水素臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機金属錯体の配位子(触媒原料)、合成樹脂(ポリアミド、難燃剤など)の中間原料、香料・医薬品の合成中間体。
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危険 情報 |
- ・消防法の危険物(第四類 第二石油類 非水溶性液体)に該当します。火気によって引火する危険(引火点:約38度)があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。空気中の酸素と反応して爆発性の過酸化物を生成しやすいため、長期間の保存や蒸留時には注意が必要です。加熱や燃焼により、一酸化炭素や刺激性の煙を発生します。
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人体の 影響 |
- ・蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こし、高濃度では麻酔作用が現れます。皮膚に触れると脱脂作用により皮膚炎を招くことがあります。毒性の詳細については不明な点も多いですが、化学的に反応性が高いため、直接の曝露を避けるべきです。取り扱いの際は、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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