2,3-ジクロロ-1-プロペン(2,3-Dichloro-1-propene)
プロペンの水素原子のうち、2位と3位の炭素に結合したものが塩素原子に置き換わった不飽和ハロゲン化炭化水素です。非常に反応性が高い液体で、特に3位の塩素(アリル位)が置換反応を起こしやすいため、化学合成の中間体として多用されます。土壌くん蒸剤の成分であるD-D混剤の副次的な成分として含まれることもあり、環境管理上の注意が必要な物質です。
別名:2,3-ジクロロプロピレン
| ガス名 |
2,3-ジクロロ-1-プロペン |
分子式 (化学式) |
C3H4Cl2 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
クロロホルムのような鋭く強い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
4.3%から10.3%前後 |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成中間体(医薬品、農薬の原料)、溶剤、プラスチックやゴムの改質剤。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体です。常温で容易に引火(引火点:約10度から15度前後)し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため、床面などの低い場所に滞留しやすく、遠方の火源から引火・逆火する恐れがあります。強酸化剤や強塩基、アルミニウムやマグネシウムなどの活性金属との接触を避けてください。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性と腐食性があります。
- ・吸入:喉の痛み、咳、呼吸困難、頭痛、めまいを引き起こします。
- ・皮膚・目:直接触れると激しい痛みや炎症、化学火傷を引き起こします。皮膚からも吸収され、全身毒性を示す可能性があります。
- ・長期曝露:肝臓や腎臓への障害、および潜在的な発がん性が指摘されています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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