2-アミノー2-メチル-1-プロパノール(2-Amino-2-methyl-1-propanol)
分子内にアミノ基(-NH2)と水酸基(-OH)を併せ持つ、アルカノールアミン(アミノアルコール)の一種です。産業界や化学の分野では一般に「AMP」という略称で広く知られています。優れた塩基性(アルカリ性)と乳化・分散能を持っており、水と多くの有機溶剤の双方によく混ざり合う特性があります。非常に優れたpH調整剤・中和剤として、各種工業製品から化粧品にいたるまで広く利用されています。また、二酸化炭素(CO2)などの酸性ガスを効率よく吸収する性質も持っています。可燃性があり、目や皮膚に対して強い刺激性・腐食性を持つ危険な物質です。
別名:2-アミノ-2-メチルプロパノール、ベータ-アミノイソブチルアルコール、AMP
| ガス名 |
2-アミノー2-メチル-1-プロパノール |
分子式 (化学式) |
C4H11NO |
| 状態 |
液体または固体 |
| 色 |
無色透明から淡黄色 |
| 臭気 |
かすかにアンモニアやアミン類を思わせる、特有の軽微な刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.1%から8.9%前後(想定) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1(想定) |
| 用途 |
- ・化粧品・ヘアケア製品(ヘアスプレー、整髪料、染毛剤、クリーム)のpH調整剤・中和剤、水性塗料やラテックス、印刷インキの分散剤・乳化安定剤、金属加工油(切削油・研磨液)の防錆剤・中和成分、ボイラー給水等の水処理における腐食防止剤、二酸化炭素(CO2)等の酸性ガス吸収剤、医薬品や合成樹脂の有機合成原料。
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危険 情報 |
- ・引火点が約67度から68度前後の、可燃性の液体または固体です。常温での揮発性は比較的低いですが、加熱された状態や、高温の作業環境下、直接の裸火や火花に接触した場合は燃焼します。加熱分解や燃焼により、一酸化炭素や二酸化炭素のほか、有毒な窒素酸化物(NOx)のガス・蒸気を発生します。
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人体の 影響 |
- ・アルカリ性物質であるため、特に目や皮膚に対して強い刺激性および腐食性を持っています。長時間、または繰り返しの接触は化学熱傷(火傷)を招く恐れがあります。
- ・加熱時やミストが発生した環境で蒸気・ミストを吸入すると、鼻、喉、気道の粘膜を激しく刺激し、咳、喉の痛み、息苦しさ、頭痛、めまいを引き起こすことがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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