2-アミノピリジン(2-Aminopyridine)

ピリジン環の2位にアミノ基が結合した複素環芳香族アミン化合物の一種です。ピリジンとナトリウムアミドとの反応(チチバビン反応)などによって工業的に合成されます。水、エタノール、ジエチルエーテル、アセトン、ベンゼンなどの各種有機溶剤に非常に極めてよく溶けます(水に可溶)。分子内に塩基性のアミノ基とピリジン環を併せ持つため、高い化学反応性を示します。抗ヒスタミン剤(ピリラミン、トリペレナミン等)や抗不安薬、鎮痛薬などの医薬品合成原料をはじめ、農薬、染料、各種有機合成試薬・触媒として幅広く利用されています。経口・経皮・吸入による強い急性毒性(有毒性)、皮膚・眼・呼吸器への激しい刺激性および毒性を持っているため厳重な取り扱いが必要です。
別名:α-アミノピリジン、2-ピリジンアミン、2-ピリジニアミン

レンタル
対象機種
ガス名 2-アミノピリジン 分子式
(化学式)
C5H6N2
状態 固体(結晶・薄片状固体)
無色から淡黄色
臭気 強烈で特有のアミン臭・ピリジン様臭(不快な強い刺激臭)
燃焼
範囲 vol%
下限値約2.1%前後 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・医薬品の合成中間体原料(抗ヒスタミン薬、抗不安薬、抗炎症剤等)、農薬の合成中間体原料、染料・有機顔料の製造原料、有機合成用試薬・反応触媒。
危険
情報
  • ・引火点が約92度前後の可燃性の固体および蒸気です。
  • ・常温での引火危険性は比較的低いですが、加熱された状態や直接の裸火、火花、静電気に接触した場合は引火・燃焼します。
  • ・また、粉塵が空気中に浮遊・充満した場合、粉塵爆発を引き起こす危険性があります。
人体の
影響
  • ・高い急性毒性(吸入・経口・経皮)、皮膚・眼・呼吸器粘膜への強力な刺激性、ならびに中枢神経系への強い毒性作用を持っています。
  • ・中枢神経系に作用し、激しい過敏状態、痙攣、興奮、呼吸困難を引き起こす非常に危険な性質があります。
  • ・皮膚から非常に容易に吸収され(経皮毒性)、全身毒性や中枢神経障害、痙攣などを引き起こす危険性が高いため厳重な注意が必要です。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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