2-ブチン(2-Butyne)
炭素数4のアルキン(不飽和炭化水素)の一種で、分子の内部に炭素間三重結合を持つ構造が特徴です。末端アルキンである1-ブチンの構造異性体にあたります。反応性が非常に高く、特に有機合成において特定の立体構造を持つ化合物を製造するための原料として利用されます。常温では非常に揮発しやすい液体ですが、沸点が約27度と低いため、取り扱い時の温度管理が重要です。
別名:ジメチルアセチレン、クロトニレン
| ガス名 |
2-ブチン |
分子式 (化学式) |
C4H6 |
| 状態 |
液体(極めて揮発性が高い。沸点:約27度) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有の刺激を伴う不快臭(アセチレンに似た臭気) |
燃焼 範囲 vol% |
約1.5%からデータなし(参考:1-ブチン等の類似化合物では約1.5%から10%程度) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・有機合成原料(特定の立体配置を持つアルケンや誘導体の合成)、高エネルギー燃料の添加剤成分、化合物の構造解析用試薬。
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危険 情報 |
- ・2-ブチンは極めて引火性の高い(引火点:約マイナス18度以下)液体および蒸気です。常温で激しく蒸発し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重く、低所に滞留しやすい性質があります。強酸化剤と激しく反応し、火災や爆発の危険があります。不安定な化合物であるため、熱や衝撃、特定の金属との接触により重合や分解反応を起こす恐れがあります。
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人体の 影響 |
- ・刺激性および麻酔作用があります。直接触れると、刺激、赤み、痛み、軽度の炎症を引き起こします。揮発時の気化熱により、局所的な凍傷のような症状を招く恐れがあります。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では麻酔作用が現れ、意識混濁や呼吸抑制を引き起こす可能性があるため、換気の徹底が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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