2-クロロピリジン(2-Chloropyridine)
ピリジン環の2位の水素原子が塩素原子に置換された複素環式化合物です。ピリジン誘導体の中でも特に重要な中間体の一つであり、塩素原子が反応性に富んでいるため、様々な置換反応を通じて医薬品や農薬の原料へと変換されます。常温では油状の液体で、水には溶けにくいですが多くの有機溶媒に溶ける性質を持ちます。
別名:o-クロロピリジン、アルファ-クロロピリジン
| ガス名 |
2-クロロピリジン |
分子式 (化学式) |
C5H4ClN |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から微黄色 |
| 臭気 |
ピリジンに似た、特有の不快で刺激的な臭気 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・医薬品の中間体(抗ヒスタミン剤、抗不整脈薬など)、農薬(殺虫剤、除草剤)の製造原料、有機合成試薬。
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危険 情報 |
- ・常温では引火しにくいですが、加熱されると燃焼します(引火点:約65度から70度)。燃焼すると塩化水素、窒素酸化物(NOx)、ホスゲンなどの有毒で腐食性のガスを発生します。強酸化剤や強酸と接触すると激しく反応します。また、毒物及び劇物取締法の「劇物」に指定されているため、厳重な保管管理と鍵のかかる場所での貯蔵が求められます。
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人体の 影響 |
- ・皮膚、目、粘膜に対して激しい刺激性および腐食性を示します。皮膚から容易に吸収され、全身毒性を引き起こす可能性があるため非常に危険です。吸入や摂取により、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、腹痛を引き起こし、重症の場合は意識障害や臓器障害を招く恐れがあります。強い毒性がありますので、取り扱いの際は、必ず防毒マスク、不浸透性の保護手袋、保護眼鏡、保護衣を着用し、皮膚の露出を避けてください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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