2-エチルヘキサン酸(2-Ethylhexanoic acid)

炭素数8の分岐鎖を持つ脂肪族カルボン酸(オクタン酸の異性体)です。水にはほとんど溶けませんが、多くの有機溶剤にはよく溶けます。金属と反応して塩(金属石鹸)を形成しやすく、その誘導体は工業的に非常に重要な役割を果たします。
別名:2-エチルカプロン酸、オクチル酸、エチルヘキソン酸

レンタル
対象機種
ガス名 2-エチルヘキサン酸 分子式
(化学式)
C8H16O2
状態 液体
無色透明
臭気 特有の不快な臭気(わずかに酸味のある油臭)
燃焼
範囲 vol%
0.9%から6.7%前後(加熱時) 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・金属石鹸(ドライヤー・乾燥促進剤)の原料、樹脂添加剤(塩化ビニル用安定剤)、潤滑油添加剤、塗料・インキの添加剤、木材防腐剤、医薬品・化粧品の原料。
危険
情報
  • ・引火点が約114度から118度前後の、可燃性の液体です。常温での引火危険性は低いですが、加熱時や火源がある場合には燃焼します。
  • ・強力な酸化剤や強塩基と反応します。加熱分解により一酸化炭素や二酸化炭素を発生します。
人体の
影響
  • ・刺激性および生殖能への悪影響の恐れがあります。胎児への悪影響(催奇形性)の恐れがあるとして、GHS分類で注意が喚起されています。
  • ・取り扱いの際は、適切な保護手袋、保護眼鏡を着用し、換気の良い場所で作業してください。特に妊娠中の方の取り扱いには注意が必要です。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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