2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-Hydroxyethyl acrylate)

アクリル酸とエチレングリコールから誘導される、ヒドロキシ基(水酸基)を持つアクリル酸エステルです。分子内に重合性の二重結合と反応性の高い水酸基を併せ持つため、熱硬化性塗料や接着剤、樹脂の改質剤として非常に重要な役割を果たします。自己重合しやすいため、通常は重合禁止剤を添加して流通しています。
別名:アクリル酸2-ヒドロキシエチル、HEA、β-ヒドロキシエチルアクリレート

レンタル
対象機種
ガス名 2-ヒドロキシエチルアクリレート 分子式
(化学式)
C5H8O3
状態 液体
無色透明
臭気 エステル様の中程度の刺激臭
燃焼
範囲 vol%
約0.9%から数値なし(高沸点のため常温での爆発の危険は低いですが、加熱時の蒸気やミストには注意が必要です) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・アクリル樹脂の改質(親水性、付着性、架橋性の付与)、熱硬化性塗料(自動車用など)、接着剤、繊維加工剤、光硬化型樹脂(UVコート剤)の原料。
危険
情報
  • ・引火性の液体です(引火点:約100度前後)。日本の消防法上では「第三石油類」に分類されますが、最大の危険は「暴走重合」です。熱、光、酸化剤、過酸化物などの影響により、激しい発熱を伴う急激な重合反応を起こし、容器の破損や火災の原因となります。
人体の
影響
  • ・腐食性、強い刺激性、および感作性があります。目・皮膚に直接触れると、激しい刺激、痛み、赤み、化学火傷を引き起こします。皮膚からも吸収される可能性があり、繰り返し接触すると重度の皮膚炎やアレルギー反応(感作)を引き起こす恐れがあります。
  • ・蒸気やミストを吸入すると、喉や気道を激しく刺激し、咳、頭痛、呼吸困難を引き起こすことがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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