2-ペンタノール(2-Pentanol)
5つの炭素原子を持つ脂肪族飽和アルコール(二次アルコール)の一種です。構造的には、直鎖状のペンタン鎖の2番目の炭素原子にヒドロキシ基が結合しています。水に適度に溶け、アルコール、エーテル、アセトンなどの一般的な有機溶剤には任意の割合で非常によく溶けます。各種の天然樹脂や合成樹脂、油脂類に対する優れた溶解能力を持っており、化学工業においては主に工業用溶剤や香料・医薬品の合成原料として広く使用されています。引火性が高く、蒸気の吸入による麻酔性や目・皮膚に対する刺激性を持つ危険な液体です。
別名:セカンダリーアミルアルコール、sec-アミルアルコール、メチルプロピルカルビノール
| ガス名 |
2-ペンタノール |
分子式 (化学式) |
C5H12O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
アミルアルコール特有の、ややツンとする不快で特異な刺激を伴うアルコール臭・芳香臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.2%から9.0%前後 |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・工業用溶剤・有機溶媒(ニトロセルロース、アクリル樹脂などの各種合成樹脂や塗料、印刷インキ、接着剤の希釈剤および洗浄溶剤)、油脂、ワックス、ゴムの抽出剤、医薬品や農薬、香料製造における有機合成中間体(各種エステル原料)、浮選剤(鉱石処理用)。
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危険 情報 |
- ・引火点が約33度から34度前後の、引火性の高い液体および蒸気です。常温のままでも火源(火花、裸火、静電気)がある場合は容易に引火して燃焼します。加熱分解や燃焼により、一酸化炭素や二酸化炭素などの有害なガス・煙を発生します。
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人体の 影響 |
- ・目や呼吸器の粘膜に対する刺激性、および高濃度吸入時の中枢神経系への抑制作用(麻酔性)があります。
- ・揮発した蒸気を吸入すると、目、鼻、喉、気道の粘膜を刺激して咳、喉の痛み、頭痛、めまい、吐き気、不快感を引き起こします。大量または高濃度に吸入した場合は中枢神経系を抑制し、強い眠気やふらつき、酩酊状態を催し、高濃度環境に曝され続けると意識喪失を招く危険があります。
- ・誤って飲み込んだ場合、口腔内や消化管の粘膜を刺激して吐き気や嘔吐、下痢、腹痛を引き起こします。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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