2-ペンタノン(2-Pentanone)
5つの炭素原子を持つ直鎖状の脂肪族飽和ケトンの一種です。構造的にはメチル基とプロピル基がカルボニル基に結合しているため、メチルプロピルケトンとも呼ばれます。水には一定量溶けますが(微水溶性)、アルコールやエーテル、アセトンなどの多くの有機溶剤には任意の割合で非常によく溶けます。各種の天然樹脂や合成樹脂、油性成分を溶解する能力が優れているため、化学工業においては主に工業用溶剤として広く使用されています。引火性が高く、蒸気の吸入による麻酔性や目・皮膚に対する刺激性を持つ危険な液体です。
別名:メチルプロピルケトン、MPK、メチル-n-プロピルケトン
| ガス名 |
2-ペンタノン |
分子式 (化学式) |
C5H10O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
アセトンやメチルエチルケトン(MEK)に類似した、特有のツンとするエーテル様・ケトン調の刺激を伴う芳香臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.5%から8.2%前後 |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・工業用溶剤・有機溶媒(ニトロセルロース、アクリル樹脂、ビニル樹脂、アルキド樹脂等の各種合成樹脂や塗料、印刷インキ、染料、接着剤の希釈剤および洗浄溶剤)、油脂やワックスの抽出剤・脱蝋剤、製薬や香料製造における有機合成中間体。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体および蒸気です(引火点:約7度から12度前後。常温であっても一瞬で引火します)。点火源(火花、裸火、静電気)がある場合は容易に爆発的な燃焼を起こします。
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人体の 影響 |
- ・目や呼吸器の粘膜に対する刺激性、および高濃度吸入時の中枢神経系への抑制作用(麻酔性)があります。
- ・大量または高濃度に吸入した場合は中枢神経系を抑制し、強い眠気やふらつき、酩酊状態を催し、高濃度環境に曝され続けると意識喪失を招く危険があります。
- ・ケトン類特有の強い脱脂作用があるため、長時間の接触や繰り返しの曝露は、肌荒れ、ひび割れ、乾燥、皮膚炎(かぶれ)の原因になります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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