2-ペンチル-1-シクロペンタノン(2-Pentyl-1-cyclopentanone)

シクロペンタノン(5員環の環状ケトン)の2番目の炭素原子に、5つの炭素原子を持つペンチル基(アミル基)が結合した構造を持つ、環状脂肪族ケトンの一種です。ジャスミンなどの花油に含まれる香気成分(ジャスモンなど)と分子構造が非常に類似しています。水にはほとんど溶けませんが、アルコール、エーテル、アセトンなどの一般的な有機溶剤には任意の割合で非常によく溶けます。優れた持続性と気品のあるフルーティーかつフローラルな香調を保持しているため、香料工業において非常に重要視されている物質です。通常の使用状況では比較的安全な物質ですが、可燃性があり、目や皮膚に対して一定の刺激性を持っています。
別名:2-ペンチルシクロペンタノン、アミルシクロペンタノン、ジャスモラクトン(香料としての別称・慣用名)

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対象機種
ガス名 2-ペンチル-1-シクロペンタノン 分子式
(化学式)
C10H18O
状態 液体
無色透明からわずかに淡黄色
臭気 非常に心地よく上品な、ジャスミンやセロリ、ナッツ、ドライフルーツを連想させる、フルーティーかつフローラルでスパイシーな特有の芳香
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・調合香料原料(ジャスミン、ラベンダー、ウッディ、シトラス系の香水をはじめ、石鹸、シャンプー、化粧品、洗剤、柔軟剤などのトイレタリー製品に広く用いられる芳香成分)、フローラル調のフレグランスの持続性を高める定着剤、各種調味香料(フレーバー)の微量配合成分。
危険
情報
  • ・引火点が約93度から97度前後の可燃性の液体です。常温での引火危険性は低いですが、加熱された状態や高温の作業環境下、あるいは直接の裸火や火花に接触した場合は燃焼します。
  • ・化学的には比較的安定していますが、強力な酸化剤(硝酸、過酸化物など)や強酸、強塩基と接触すると反応・発熱する恐れがあります。
人体の
影響
  • ・通常の使用濃度(香料としての希釈環境)では安全性は高いですが、原液や高濃度物質の取り扱いにおいては目、皮膚、呼吸器への刺激性に注意が必要です。
  • ・直接触れると皮膚を刺激し、赤みや軽い痛みを引き起こすことがあります。また、人によっては、繰り返しの接触や体質により化学的なアレルギー性皮膚炎(かぶれ)や過敏症を引き起こす恐れがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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