2-プロパンチオール(2-Propanethiol)

プロパンの2番目の炭素にチオール基(-SH)が結合した有機硫黄化合物の一種です。非常に揮発性が高く、きわめて微量であっても人間が感知できるほどの強烈な悪臭(不快臭)を持つことが最大の生命線であり特徴です。この強い臭気特性を活かし、ガス漏れをすぐに察知できるようにするための着臭剤として工業的に広く利用されています。
別名:イソプロピルメルカプタン、イソプロパンチオール、2-メルカプトプロパン、IPM

レンタル
対象機種
ガス名 2-プロパンチオール 分子式
(化学式)
C3H8S
状態 液体(揮発性が極めて高い)
無色透明
臭気 きわめて強烈で不快な、腐った玉ねぎやガス様の硫黄臭
燃焼
範囲 vol%
-(揮発性と引火危険が極めて高く、低濃度でも爆発性混合気体を形成しやすい特性があります。類似のチオール類では約1%から10%前後が目安となります) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・都市ガスやLPガス(プロパンガス)の漏洩検知用着臭剤、有機合成化学の原料・中間体。
危険
情報
  • ・常温はもちろん、極めて低い温度(引火点:約マイナス26度前後)でも容易に引火し、空気と爆発性の混合気体をつくります。
  • ・悪臭防止法における「特定悪臭物質」にも指定されており、環境中へのごく微量の漏洩であっても周辺地域に広範囲な異臭騒ぎを引き起こすため、排気・廃液の取り扱いには最高度の密閉管理が必要です。
人体の
影響
  • ・刺激性および高濃度での麻酔性・毒性があります。
  • ・極めて微量でも臭気を感じますが、高濃度の蒸気を吸入すると、目、鼻、喉、気道を強く刺激し、咳、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐を引き起こします。さらに大量に吸入した場合は、中枢神経系が抑制され、チアノーゼ、意識喪失、呼吸麻痺を招く危険があります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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