3-ペンタノール(3-Pentanol)

5つの炭素原子を持つ脂肪族飽和アルコール(二次アルコール)の一種であり、直鎖状のペンタン鎖のちょうど中央(3番目)の炭素原子にヒドロキシ基が結合した対称構造を持っています。構造異性体である2-ペンタノールなどと並び、アミルアルコール(ペンタノール)の異性体の一つです。水に適度に溶け、アルコール、エーテル、アセトンなどの一般的な有機溶剤には任意の割合で非常によく溶けます。各種の天然樹脂や合成樹脂を溶解する能力に優れており、化学工業においては主に工業用溶剤や香料・医薬品の合成原料、浮選剤として広く使用されています。引火性があり、蒸気の吸入による麻酔性や目・皮膚に対する刺激性を持つ危険な液体です。
別名:ジエチルカルビノール、sec-n-アミルアルコール、第三級アミルアルコール(誤称されることがありますが、構造上は二次アルコールです)

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対象機種
ガス名 3-ペンタノール 分子式
(化学式)
C5H12O
状態 液体
無色透明
臭気 アミルアルコール特有の、ややツンとする不快で特異な刺激を伴うアルコール臭・芳香臭(2-ペンタノールに類似)
燃焼
範囲 vol%
1.2%から9.0%前後(想定) 爆発等級 1(想定) 発火度 G1
用途
  • ・工業用溶剤・有機溶媒(ニトロセルロース、アクリル樹脂などの各種合成樹脂や塗料、印刷インキ、接着剤の希釈剤および洗浄溶剤)、油脂やワックスの抽出剤、医薬品や農薬、香料製造における有機合成中間体(エステル類の合成原料)、鉱石処理用の浮選剤。
危険
情報
  • ・引火性のある液体および蒸気です(引火点:約35度から41度前後)。常温のままでも火源(火花、裸火、静電気)がある場合は容易に引火して燃焼します。空気と混ざることで爆発性混合気体を形成し、蒸気は空気より重いため低い場所に滞留・拡散しやすいです。
人体の
影響
  • ・目や呼吸器の粘膜に対する刺激性、および高濃度吸入時の中枢神経系への抑制作用(麻酔性)があります。
  • ・大量または高濃度に吸入した場合は中枢神経系を抑制し、強い眠気やふらつき、酩酊状態を催し、高濃度環境に曝され続けると意識喪失を招く危険があります。
  • ・強い脱脂作用があるため、長時間の接触や繰り返しの曝露は、肌荒れ、ひび割れ、乾燥、皮膚炎(かぶれ)の原因になります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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