4-ブロモピリジン(4-Bromopyridine)

ピリジン環の4位(パラ位)の水素原子が臭素原子に置換された構造を持つ複素環式芳香族化合物です。3-ブロモピリジンと同様に、医薬品や機能性材料の合成中間体として非常に重要ですが、遊離の塩基(液体)の状態では極めて不安定で、自己重合しやすい性質を持っています。そのため、市販品や保存用としては、安定な「4-ブロモピリジン塩酸塩」などの塩の形(固体)で流通することが一般的です。
別名:パラブロモピリジン

レンタル
対象機種
ガス名 4-ブロモピリジン 分子式
(化学式)
C5H4BrN
状態 液体(遊離塩基の場合)。ただし、一般的には塩酸塩(白色から淡黄色の固体)として扱われます。
無色から淡黄色(不安定なため、すぐに褐色や暗色に変化します)
臭気 ピリジンに似た、特有の不快で刺すような刺激臭
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 発火度
用途
  • ・有機合成中間体(医薬品、農薬、有機EL材料などの電子材料の製造)、化学研究用試薬。
危険
情報
  • ・引火性の液体です(引火点:約50度から60度前後)。最大の特徴は「不安定さ」にあり、室温で放置すると急速に重合して発熱し、暗色の樹脂状物質に変化します。燃焼や分解によって、臭化水素、窒素酸化物、一酸化炭素などの有害ガスを放出します。強酸化剤との接触は厳禁です。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、粘膜、呼吸器に対して強い刺激性と腐食性があります。吸入、経口摂取、または皮膚からの吸収により、健康に害を及ぼす可能性があります。吸入すると喉の痛みや咳、頭痛、めまいを引き起こす恐れがあります。取り扱いの際は、ドラフト内での作業と、完全な防護具(手袋、眼鏡、マスク)の着用が必須です。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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