1,4-シクロペンテン-1,3-ジオン(4-Cyclopentene-1,3-dione)
炭素数5の環状構造の中に、2つのケトン基(カルボニル基)と1つの二重結合を持つ不飽和環状ジケトンです。分子内に反応性の高い電子不足の二重結合を持つため、ディールス・アルダー反応の強力な親ジエン体として、あるいは求核剤との反応に用いられます。医薬品、農薬、および機能性材料の精密有機合成における重要なビルディングブロック(中間体)です。
別名:1,3-シクロペンテンジオン、シクロペンテン-1,3-ジオン
| ガス名 |
1,4-シクロペンテン-1,3-ジオン |
分子式 (化学式) |
C5H4O2 |
| 状態 |
固体(結晶または粉末) |
| 色 |
淡黄色から黄色 |
| 臭気 |
特有の刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成中間体(特に医薬品や天然物の全合成)、ディールス・アルダー反応の試薬、ポリマー材料の研究用。
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危険 情報 |
- ・加熱や火気により燃焼する恐れがある可燃性の固体です。粉塵が空気と混合すると、静電気や火花によって粉塵爆発を起こす危険性があるため注意が必要です。強酸化剤、強塩基、還元剤との接触を避けてください。熱分解により、一酸化炭素や二酸化炭素、刺激性の煙を発生します。反応性が高いため、長期保管時は安定性に注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があり、直接触れると、皮膚の炎症や目の痛み、赤みを引き起こすことがあります。粉塵を吸入すると気道を刺激し、咳や喉の痛みが生じます。化学的に反応性が高い分子であるため、体内への取り込みを避けるべきです。取り扱いの際は、防塵マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用し、換気の良い場所で作業してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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