4-ヒドロキシピリジン(4-Hydroxypyridine)

ピリジン環の4位にヒドロキシ基が置換した複素環芳香族化合物の一種です。溶液中や結晶中では、互変異性(タウトメリー)により主としてピリドン構造(4-ピリドン)として安定して存在します。水、メタノール、エタノールなどの極性溶剤によく溶けますが、ジエチルエーテルやベンゼンなどの非極性有機溶剤には溶けにくい性質を持ちます。分子内に窒素原子と酸素原子の双方を含む複素環構造を有することから、医薬品、農薬、染料、各種精密有機化学品の合成中間体・反応試薬として幅広く利用されています。可燃性の固体であり、皮膚や目、呼吸器への刺激性を持っているため適切な取り扱いが必要です。
別名:4-ピリドン、ピリジン-4-オール、4-ピリジノール

レンタル
対象機種
ガス名 4-ヒドロキシピリジン 分子式
(化学式)
C5H5NO
状態 固体(結晶・粉末)
白色から淡黄色
臭気 微弱な特有臭(ほぼ無臭~わずかにアミン様・複素環特有の臭気)
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 1(想定) 発火度 1(想定)
用途
  • ・医薬品合成中間体原料、農薬(除草剤・殺菌剤)合成中間体、精密有機化学品・機能性材料の製造原料、有機合成化学用試薬。
危険
情報
  • ・可燃性の固体です。常温での引火危険性は低いですが、高温に加熱された状態や直接の裸火、火花に接触した場合は燃焼します。また、微粉末が空気中に浮遊・充満した場合、静電気や火花によって粉塵爆発を引き起こす危険性があります。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、呼吸器粘膜に対する刺激性、ならびに大量吸入・経口摂取による体への影響を持っています。
  • ・取り扱いの際は、粉塵の立ち上がり(飛散)や火気・加熱を避け、局所排気装置のある換気の良い環境で作業してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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