4-メチル-2-ペンタノール(4-Methyl-2-pentanol)

脂肪族アルコールの一種であり、6つの炭素を持つヘキサノールの構造異性体の一つです。主にセカンダリーアルコール(第二級アルコール)に分類されます。産業界では一般的に「メチルイソブチルカルビノール」という別名や、その頭文字をとった「MIBC」という略称で広く親しまれています。水にはわずかしか溶けませんが、各種の有機溶剤や樹脂、油分を非常によく溶解し、適度な高沸点(約132度)と緩やかな揮発速度を持つことから、塗料やインキの工業用溶剤として広く利用されています。また、鉱物から目的の金属を回収する「浮遊選鉱」の起泡剤としても世界中で大量に使用されている極めて重要な化合物です。引火性があり、目や呼吸器への刺激性を持つ危険な液体です。
別名:メチルイソブチルカルビノール、イソブチルメチルカルビノール、1,3-ジメチルブタノール、MIBC

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対象機種
ガス名 4-メチル-2-ペンタノール 分子式
(化学式)
C6H14O
状態 液体
無色透明
臭気 マイルドでやや特有の甘みがある、ウイスキーのフーゼル油やメチルイソブチルケトン(MIBK)に類似した有機溶剤臭
燃焼
範囲 vol%
1.0%から5.5%前後 爆発等級 1 発火度 G1
用途
  • ・ニトロセルロース、エチルセルロース、各種合成樹脂(アクリル、アルキドなど)の工業用高沸点溶剤(自動車用塗料、ラッカー、印刷インキの希釈・溶解剤)、非鉄金属(銅、鉛、亜鉛など)の鉱物精錬プロセスにおける浮遊選鉱用起泡剤、香料誘導体やプラスチック添加剤(潤滑油添加剤など)の有機合成原料、ブレーキ液の配合成分。
危険
情報
  • ・引火点が約41度から46度前後の引火性の高い液体および蒸気です。加熱分解や燃焼により、一酸化炭素や二酸化炭素、刺激性の有毒ガスを発生します。
人体の
影響
  • ・組織刺激性があり、一般的な有機溶剤と同様に目や粘膜への刺激性、および高濃度吸入時の中枢神経系への抑制作用(麻酔性)があります。
  • ・揮発した蒸気を吸入すると、目、鼻、喉、気道の粘膜を刺激して咳、喉の痛み、頭痛、めまい、吐き気、軽度の酩酊感を引き起こします。
  • ・大量または高濃度に吸入した場合は中枢神経系を抑制し、強い眠気や倦怠感を催し、意識喪失を招く危険があります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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