アリルアルコール(Allyl alcohol)

不飽和基(ビニル基)を持つ最も単純なアルコールです。非常に高い反応性を持ち、グリセリンや樹脂、医薬品などの合成原料として工業的に極めて重要です。しかし、非常に強い毒性と刺激性、引火性を持つため、取り扱いには厳重な警戒を要する物質です。
別名:2-プロペン-1-オール、ビニルカルビノール

レンタル
対象機種
ガス名 アリルアルコール 分子式
(化学式)
C3H6O
状態 液体
無色透明
臭気 極めて強く、刺すような不快な刺激臭(マスタードのような臭いとも表現されます)
燃焼
範囲 vol%
2.5% から 18.0% 爆発等級 1 発火度 G2
用途
  • ・グリセリンの合成原料、樹脂(ジアリルフタレート樹脂等)の原料、医薬・農薬の中間体、可塑剤、香料の原料など。
危険
情報
  • ・非常に引火しやすく、空気と爆発性の混合気体を作ります。水に溶けやすく、火災時の消火には注意が必要です。重合しやすいため、保管条件や不純物の混入にも留意する必要があります。
  • ・アリルアルコールは工業原料として多用途に利用されていますが、その高い毒性と引火性から、取り扱い時には防護服、防護手袋、呼吸用保護具の着用が必須であり、厳格な安全基準の下で管理されます。
人体の
影響
  • ・毒物及び劇物取締法において「毒物」に指定されています。吸入、経口摂取、皮膚吸収のいずれも極めて危険です。強力な催涙性があり、目や皮膚に触れると激しい痛みや化学熱傷、失明を招きます。また、肝臓や腎臓に深刻な障害を与えることが知られています。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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