アリルクロライド(Allyl chloride)
不飽和結合を持つ塩素化炭化水素の一種で、非常に反応性に富む無色の液体です。主にエピクロロヒドリンやグリセリン、樹脂、医薬品などの合成原料として工業的に大規模に製造・利用されています。非常に引火しやすく、毒性も強いため取り扱いには厳重な注意が必要です。
別名:3-クロロプロペン、塩化アリル
| ガス名 |
アリルクロライド |
分子式 (化学式) |
C3H5Cl |
| 状態 |
液体(揮発性が非常に高い) |
| 色 |
無色(放置するとわずかに着色することがある) |
| 臭気 |
極めて不快で鋭い、刺激的なクロロホルム様の臭い |
燃焼 範囲 vol% |
2.9% から 11.1% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・エピクロロヒドリン(エポキシ樹脂原料)の製造、合成樹脂・プラスチックの原料、医薬品、農薬、香料の合成中間体など。
|
危険 情報 |
- ・極めて引火性が高く、火災の危険が大きいです(引火点:約-32度)。蒸気は空気と爆発性の混合気体を作りやすく、静電気によって引火することもあります。加熱や光、酸化剤との接触により分解し、有毒な塩化水素ガスを発生します。
|
人体の 影響 |
- ・毒物及び劇物取締法において「劇物」に指定されています。目、皮膚、呼吸器に対して強い刺激性があり、吸入すると肺水腫、肝臓や腎臓の障害を引き起こす恐れがあります。また、発がん性のおそれがある物質としても指摘されており、長期的な曝露は極めて危険です。
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
アリルクロライド(Allyl chloride)でお悩みならプロに相談!!