アニスアルデヒド(Anisaldehyde)
ベンゼン環のパラ位にメトキシ基とアルデヒド基を持つ芳香族化合物です。天然ではアニスやフェンネル、バニラなどに含まれています。非常に甘く魅力的な香りを持つため、香料業界で極めて重要な位置を占めています。また、有機化学の分析において「アニスアルデヒド硫酸試薬(顕色試薬)」の原料としても広く知られています。
別名:p-アニスアルデヒド、4-メトキシベンズアルデヒド、オーベピン
| ガス名 |
アニスアルデヒド |
分子式 (化学式) |
C8H8O2 |
| 状態 |
液体(純度や温度によりわずかに粘り気がある) |
| 色 |
無色から淡黄色の液体 |
| 臭気 |
サンザシ(オーベピン)の花に似た、非常に甘く濃厚なフローラル系の香り |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・香料(化粧品、石鹸、洗剤、食品)、医薬品や農薬の合成中間体、薄層クロマトグラフィー(TLC)用の顕色試薬、メッキ添加剤など。
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危険 情報 |
- ・引火点が高いため常温での引火の危険は低いですが、可燃性の物質です(引火点:約108度から116度)。空気中の酸素によって徐々に酸化され、アニス酸に変化するため、窒素置換など密閉した状態での保管が推奨されます。
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人体の 影響 |
- ・皮膚や目に対して中程度の刺激性があります。直接触れると人によってはアレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性があります。通常の香料としての使用量では安全性が高いとされていますが、高濃度の蒸気を吸入すると喉の痛みや頭痛を催すことがあります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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