ベンズアルデヒド(Benzaldehyde)

もっとも単純な芳香族アルデヒドで、アンズやモモ、アーモンドなどの種子に配糖体として含まれる成分です。特有の甘い芳香を持つため、香料の原料として非常に重要であるほか、染料や医薬品などの有機合成中間体として工業的にも広く利用されています。
別名:安息香酸アルデヒド、苦扁桃油(くへんとうゆ)、フェニルメタナール

レンタル
対象機種
ガス名 ベンズアルデヒド 分子式
(化学式)
C7H6O
状態 屈折率の高い油状の液体
無色から淡黄色
臭気 強いアーモンド様(杏仁豆腐のような)の甘い香り
燃焼
範囲 vol%
1.4% から 8.5% 爆発等級 1 発火度 G2
用途
  • ・香料(食品・化粧品)、染料(マラカイトグリーン等)の原料、医薬品(アンピシリン等)の合成中間体、農薬、溶剤、写真用化学品など。
危険
情報
  • ・引火性の液体です(引火点:約62度から64度)。常温では爆発の危険性は低いですが、加熱すると可燃性蒸気を発生します。空気中の酸素によって容易に酸化され、固体状の安息香酸へと変化するため、密閉・窒素置換での保管が必要です。酸化剤と激しく反応します。
人体の
影響
  • ・目や皮膚、気道に対して刺激性があります。吸入すると頭痛、めまい、吐き気などの症状を引き起こすことがあり、高濃度では中枢神経系を抑制する可能性があります。皮膚に触れると接触皮膚炎を起こすことがあるため、取り扱いには保護具の着用が推奨されます。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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