安息香酸(Benzoic acid)
もっとも単純な芳香族カルボン酸の一種で、天然では安息香(ベンゾイン)などの樹脂にエステルとして含まれています。抗菌・防カビ作用があるため、保存料として古くから利用されているほか、染料や可塑剤、医薬品などの合成原料として工業的に極めて重要な化合物です。
別名:ベンゼンカルボン酸、フェニルギ酸
| ガス名 |
安息香酸 |
分子式 (化学式) |
C7H6O2 |
| 状態 |
光沢のある鱗片状または針状の結晶(固体) |
| 色 |
白色 |
| 臭気 |
ほとんど無臭、またはわずかに安息香やベンズアルデヒドを思わせる独特の香り |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・食品・清涼飲料水の保存料(防腐剤)、医薬品(水虫治療薬等の外用薬)、防菌・防カビ剤、染料の中間体、可塑剤の原料、アルキド樹脂の改質剤など。
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危険 情報 |
- ・常温では安定していますが、可燃性の物質です。粉末状のものは空気と混合して粉じん爆発を起こす危険性があります。加熱すると刺激性の有毒な煙(炭素酸化物など)を発生します。強酸化剤や強塩基との接触に注意が必要です。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して刺激性があります。粉じんを吸入すると咳や喉の痛み、肺への刺激を引き起こすことがあります。食品添加物として認められていますが、過剰摂取は胃腸障害などを招く恐れがあります。敏感な人はアレルギー反応を示すことがあるため、取り扱いには保護具の使用が望ましいです。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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