ベンゾニトリル(Benzonitrile)
ベンゼン環にシアノ基(ニトリル基)が結合した最も単純な芳香族ニトリルです。優れた溶解性を持つため溶剤として利用されるほか、ベンゾグアナミンや染料、医薬品、農薬などの有機合成における非常に重要な中間体として幅広く活用されています。
別名:シアン化フェニル、安息香酸ニトリル
| ガス名 |
ベンゾニトリル |
分子式 (化学式) |
C7H5N |
| 状態 |
液体(揮発性がある) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
ベンズアルデヒド(苦扁桃)に似た強いアーモンド様の香り |
燃焼 範囲 vol% |
1.4% から 7.2% |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・有機溶剤、染料・顔料の中間体、医薬品・農薬の合成原料、樹脂の添加剤、特殊な反応の溶媒など。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体です(引火点:約70度から75度)。加熱や燃焼により、有毒なシアン化水素や窒素酸化物を含む煙を発生します。強酸化剤や強酸、強塩基と激しく反応することがあります。
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人体の 影響 |
- ・毒物及び劇物取締法において「劇物」に指定されています。吸入、経口摂取、皮膚吸収により体内に取り込まれると、細胞内呼吸を阻害するシアン中毒(青酸中毒)に似た症状を引き起こす恐れがあります。目や皮膚、気道に対して強い刺激性があり、頭痛、めまい、吐き気、意識障害を招く可能性があるため、接触や吸入を厳重に避ける必要があります。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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