ベンジルシアニド(Benzyl cyanide)
トルエンの側鎖にシアノ基が結合した構造を持つ有機化合物です。天然ではカラシ油などに含まれています。非常に反応性に富んでおり、フェニル酢酸やフェニルアセトニトリル誘導体の合成原料として、医薬品や香料の製造において極めて重要な中間体です。
別名:フェニルアセトニトリル、α-シアノトルエン、シアン化ベンジル
| ガス名 |
ベンジルシアニド |
分子式 (化学式) |
C8H7N |
| 状態 |
油状の液体 |
| 色 |
無色から微黄色 |
| 臭気 |
芳香があるが、わずかに刺激を伴うアーモンド様の香り |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・医薬品(ペニシリン、フェノバルビタール、アンフェタミン類など)の合成原料、香料(フェニル酢酸エステル類)の中間体、農薬、染料の製造、有機合成用試薬など。
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危険 情報 |
- ・可燃性の液体です(引火点:約101度)。加熱や燃焼、または酸と反応することで、猛毒のシアン化水素(青酸ガス)や窒素酸化物を発生します。強酸化剤、強酸、強塩基との接触は激しい反応を招くため厳禁です。
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人体の 影響 |
- ・毒物及び劇物取締法において「劇物」に指定されています。吸入、経口摂取、皮膚吸収により体内に取り込まれると、シアン中毒を引き起こし、細胞呼吸を阻害します。頭痛、めまい、吐き気、呼吸困難、意識消失、最悪の場合は死に至る恐れがあります。目や皮膚に対しても強い刺激性があるため、厳重な防護具が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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