臭素(Bromine)

ハロゲン元素の一つで、常温・常圧で液体として存在する唯一の非金属元素です(水銀以外では唯一の液体元素)。非常に反応性が高く、自然界では単体としては存在せず、主に海水中の臭化物塩として存在します。強力な酸化作用を持ち、有機合成や薬品製造において極めて重要な役割を果たしますが、極めて強い毒性と腐食性を持つため、取り扱いには専門的な知識と設備が不可欠です。
別名:ブロム、ブロマイン

レンタル
対象機種
ガス名 臭素 分子式
(化学式)
Br2
状態 重い液体(極めて揮発性が高く、常温でも赤褐色の蒸気を放つ)
赤褐色
臭気 刺すような、息が詰まるほど強烈な刺激臭(名称の由来はギリシャ語の「悪臭」)
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 発火度
用途
  • ・難燃剤の原料、医薬品(鎮静剤など)の合成中間体、写真感光材料(臭化銀)、農薬、殺菌剤、染料、石油掘削用の高密度流体など。
危険
情報
  • ・不燃性ですが、極めて強力な酸化剤です。可燃物や金属粉と接触すると激しく反応し、火災や爆発を引き起こす危険があります。水と反応して腐食性の高い酸(臭化水素酸など)を生成します。蒸気は空気より重く、低い場所に滞留しやすい性質があります。
人体の
影響
  • ・毒物及び劇物取締法において「毒物」に指定されています。目、皮膚、気道に対して極めて強い腐食性があります。液が皮膚に触れると深い化学熱傷を引き起こし、治癒が非常に遅いのが特徴です。蒸気を吸入すると喉や肺を激しく損傷し、肺水腫を引き起こして死に至る恐れがあります。低濃度でも目に激しい痛みを与えます。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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