ブロモペンゼン(Bromobenzene)

ベンゼン環の水素原子1個が臭素原子に置換された構造を持つ、代表的な芳香族ハロゲン化物です。工業的にはベンゼンを臭素化することで製造されます。有機合成において非常に重要な役割を果たし、特にグリニャール試薬(フェニルマグネシウムブロミド)の調製原料や、クロスカップリング反応の基質として欠かせない化合物です。
別名:臭化フェニル、モノブロモベンゼン

レンタル
対象機種
ガス名 ブロモペンゼン 分子式
(化学式)
C6H5Br
状態 液体
無色透明
臭気 芳香族特有の、わずかに甘い刺激を伴う香り
燃焼
範囲 vol%
0.5% から 2.8%(目安値) 爆発等級 発火度 G1
用途
  • ・有機合成原料(フェニル基の導入)、グリニャール試薬の調製、医薬品・染料の合成中間体、溶剤、分析用試薬など。
危険
情報
  • ・引火性の液体です(引火点:約51度)。蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を作ります。加熱により分解し、臭化水素や一酸化炭素などの有害で腐食性のガスを発生します。強酸化剤との接触は避ける必要があります。水にはほとんど溶けませんが、多くの有機溶剤と混ざり合います。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、気道に対して刺激性があります。吸入すると頭痛、めまい、吐き気、意識混濁を引き起こすことがあります。肝臓や腎臓、神経系への影響も指摘されており、長期間の曝露は避けるべきです。皮膚から吸収される可能性もあるため、取り扱いの際はゴム手袋、保護眼鏡、防毒マスクの着用が推奨されます。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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