ブロモトリメチルシラン(Bromotrimethylsilane)
シランの水素原子が3つのメチル基と1つの臭素原子に置換された構造を持つ、有機ケイ素化合物です。非常に反応性が高く、特に酸素や窒素に対する親和性が強いため、有機合成において極めて重要な試薬として利用されます。水と触れると激しく加水分解して臭化水素を放出するため、取り扱いには細心の注意が必要です。
別名:トリメチルシリルブロミド、TMSBr
| ガス名 |
ブロモトリメチルシラン |
分子式 (化学式) |
C3H9BrSi |
| 状態 |
液体(揮発性が高く、湿った空気中で発煙します) |
| 色 |
無色から淡黄色(光や不純物により褐色を帯びることがあります) |
| 臭気 |
刺激性の強い酸性臭(加水分解による臭化水素の臭いを含む) |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成試薬(アルコールの保護基導入、エステルの切断、ホスホン酸エステルの脱アルキル化)、医薬品合成中間体、化学研究用。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体です(引火点:約マイナス12度から0度前後)。極めて引火しやすく、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。水や湿気と激しく反応し、腐食性の高い臭化水素ガスを発生します。強酸化剤、強塩基、アルコール、水との接触は厳禁です。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜、呼吸器に対して強い腐食性があります。蒸気を吸入すると喉や肺を激しく刺激し、肺水腫を引き起こす恐れがあります。皮膚に触れると重度の化学熱傷を招き、目に入ると失明の危険があります。取り扱いの際は、必ず乾燥した不活性ガス(窒素やアルゴン)下で、ドラフト内にて防護服、不浸透性の手袋、保護眼鏡を着用して行ってください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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