ブチルベンゼン(Butylbenzene)
ベンゼン環の水素原子一つがブチル基に置換された芳香族炭化水素です。結合の仕方の違いにより、n-ブチルベンゼン、sec-ブチルベンゼン、tert-ブチルベンゼンの3種類の構造異性体が存在します。これらは有機合成の中間体や、特定の化学プロセスにおける高沸点溶剤として重要です。
別名:フェニルブタン
| ガス名 |
ブチルベンゼン |
分子式 (化学式) |
C10H14 |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
特有の芳香族臭(ガソリンやケロシンに似た臭い) |
燃焼 範囲 vol% |
約0.8%から6.0%(推定値、種類により多少前後する) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G2 |
| 用途 |
- ・有機合成の中間体(農薬、医薬品、香料の原料)、高沸点溶剤、ポリマー製造時の改質剤、研究用試薬。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です。引火点は構造により異なりますが、概ね45度から60度前後(n-体:約59度、sec-体:約45度、tert-体:約44度)です。加熱すると引火の危険があり、火災時には一酸化炭素などの有害ガスを発生します。強酸化剤と激しく反応します。また、水生生物に対して非常に強い毒性を持つため、環境への放出は厳禁です。
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人体の 影響 |
- ・皮膚、目、粘膜に対して刺激性があります。皮膚に長時間触れると、脱脂作用により炎症を起こすことがあります。蒸気を吸入すると、喉の痛み、頭痛、めまい、吐き気を引き起こし、高濃度では中枢神経抑制(麻酔作用)を引き起こす可能性があります。取り扱いの際は、換気を良くし、保護手袋や保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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