(±)カンフェン((±)-Camphene)
天然に広く存在する二環性モノテルペンの一種です。ショウノウ(樟脳)に似た構造を持ち、針葉樹の精油(ターペンタイン油など)に多く含まれています。工業的にはアルファ-ピネンから合成されることが一般的で、香料や医薬品、化学中間体として非常に重要な役割を果たしています。
別名:dl-カンフェン、2,2-ジメチル-3-メチレンノルボルナン
| ガス名 |
(±)カンフェン |
分子式 (化学式) |
C10H16 |
| 状態 |
結晶性の固体(常温で固体ですが、融点が低いため揮発しやすい) |
| 色 |
無色から白色 |
| 臭気 |
強い特有の樟脳臭(カンファー臭)、刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
約0.6%から約4.6%(推定値、蒸気密度による) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・香料(石鹸、洗剤、化粧品、食品用)、医薬品(去痰薬、防腐剤)の原料、殺虫剤・除草剤の中間体、有機合成用試薬、樟脳の合成原料。
|
危険 情報 |
- ・可燃性の固体です(引火点:約35度から40度前後)。常温で揮発し、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。加熱、火花、火気により容易に燃焼します。酸化剤と接触すると激しく反応し、火災の原因となります。
|
人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して刺激性があります。皮膚に長時間触れると炎症や肌荒れを引き起こすことがあります。蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こし、大量に吸入した場合は中枢神経系に影響を及ぼす恐れがあります。取り扱いの際は、換気を良くし、適切な保護手袋や保護眼鏡を着用してください。
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
(±)カンフェン((±)-Camphene)でお悩みならプロに相談!!