(±)カンファー((±)-Camphor)
クスノキ(樟)から得られる天然の二環性テルペンケトンです。特有の強い芳香と防虫・防腐作用を持ち、古くから薫香や衣類の防虫剤として親しまれてきました。現在では天然物からの抽出だけでなく、アルファ-ピネンなどから化学的に合成((±)-体、dl-体)もされており、医薬品や工業原料として幅広く利用されています。
別名:dl-カンファー、樟脳(しょうのう)、2-カンファノン、1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン
| ガス名 |
(±)カンファー |
分子式 (化学式) |
C10H16O |
| 状態 |
結晶性固体(昇華性があり、常温で徐々に気体になる) |
| 色 |
白色(または無色透明) |
| 臭気 |
非常に強く、鼻を突く特有の芳香(樟脳臭) |
燃焼 範囲 vol% |
0.6%から3.5% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・衣服の防虫剤、医薬品(鎮痛・消炎・血行促進の外用剤、去痰薬)、セルロイドの可塑剤、香料、火薬の安定剤、有機合成原料。
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危険 情報 |
- ・可燃性の固体です(引火点:約64度から66度)。常温では固体ですが、昇華性が高いため密閉不十分な場所では爆発性の混合気体を形成する恐れがあります。加熱、火花、火気にさらされると激しく燃焼し、酸化剤と接触すると発火・爆発の危険があります。
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人体の 影響 |
- ・刺激性と中枢神経毒性があります。目や皮膚に触れると炎症を引き起こし、誤って摂取したり大量に吸入したりすると、めまい、混乱、吐き気、さらには痙攣や意識障害を引き起こす恐れがあります。特にお子様やペットの誤飲は非常に危険です。取り扱いの際は、換気を良くし、必要に応じて保護手袋や眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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