亜酸化炭素(Carbon suboxide)
炭素と酸素からなる酸化物の一種で、二酸化炭素や一酸化炭素と同じ炭素酸化物の仲間です。構造式が O=C=C=C=O と表される直線状の分子で、マロン酸を強力に脱水することで得られるため「マロン酸無水物」としての側面も持ちます。化学的に非常に反応性が高く、常温では不安定で重合しやすい性質を持つ極めて特殊なガスです。
別名:二酸化三炭素、マロン酸無水物
| ガス名 |
亜酸化炭素 |
分子式 (化学式) |
C3O2 |
| 状態 |
気体(沸点が約7度のため、冷やすと容易に液体になります) |
| 色 |
無色 |
| 臭気 |
極めて刺激的で不快な臭気(窒息性) |
燃焼 範囲 vol% |
6%から30%(推定値、空気中において広い範囲で燃焼・爆発の危険があります) |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成における反応試薬(マロン酸誘導体、複素環化合物の合成原料)、高分子化学の研究用、化学反応のメカニズム解明などの研究用途。
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危険 情報 |
- ・非常に引火性の高いガスです。空気と混合して爆発性混合気体を形成します。最大の特徴は熱や光、触媒の存在によって容易に重合し、赤褐色や黒色の固体(ポリ亜酸化炭素)に変化することです。この重合反応は激しく起こる場合があり、容器の破損を招く恐れがあります。また、水と反応するとマロン酸を生成します。
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人体の 影響 |
- ・極めて強い毒性と刺激性があります。眼、皮膚、呼吸器の粘膜を激しく腐食し、吸入すると肺水腫や気道損傷を引き起こす恐れがあります。一酸化炭素と同様に毒性があるほか、その強い刺激性から催涙作用も示します。取り扱いの際は、完全密閉された系で使用し、自給式呼吸器や高度な防護服が必須です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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