四臭化炭素(Carbon tetrabromide)
メタンの4つの水素原子がすべて臭素原子に置換されたハロゲン化炭素の一種です。常温では結晶性の固体であり、高い比重と大きな屈折率を持つことが特徴です。化学的には比較的安定していますが、高温や光によって分解することがあります。主に有機合成の試薬や、高い密度を活かした重液選鉱、特殊な溶剤として利用されます。
別名:テトラブロモメタン、四ブロム化炭素
| ガス名 |
四臭化炭素 |
分子式 (化学式) |
CBr4 |
| 状態 |
結晶性固体 |
| 色 |
白色から淡黄色 |
| 臭気 |
特有の刺激臭(クロロホルムに似た甘い臭気) |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・有機合成用試薬(臭素化剤、アルデヒドのアルキン変換など)、プラスチックや繊維の難燃剤原料、重液選鉱用(比重分離)、農業用化学物質の中間体。
|
危険 情報 |
- ・不燃性ですが、加熱により分解し、臭化水素や臭素ガスなどの有毒で腐食性のガスを放出します。強アルカリや特定の金属(アルミニウム、マグネシウム、亜鉛など)と激しく反応し、爆発の危険が生じる場合があります。環境に対して(特に水生生物)強い毒性を持つため、漏洩を厳重に防ぐ必要があります。
|
人体の 影響 |
- ・強い毒性があり、目、皮膚、気道に対して激しい刺激性を示します。吸入や摂取、皮膚からの吸収によって健康を害する恐れがあり、肝臓や腎臓、中枢神経系に悪影響を及ぼす可能性があります。高濃度の蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、意識混濁を招きます。取り扱いの際は、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用し、換気の良い場所で作業してください。
|
爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
|
|
発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
|
四臭化炭素(Carbon tetrabromide)でお悩みならプロに相談!!