カテコール(Catechol)
ベンゼン環の隣り合った位置に2つの水酸基を持つ、最も単純な二価フェノールの一種です。天然には茶葉や一部の果物、野菜などに含まれており、漆の主成分であるウルシオールとも構造的に関連があります。非常に強い還元性を持ち、空気や光に触れると容易に酸化されて褐色に変色する性質があります。医薬品や写真現像薬の重要な中間体として広く利用されています。
別名:ピロカテコール、1,2-ジヒドロキシベンゼン、o-ジヒドロキシベンゼン
| ガス名 |
カテコール |
分子式 (化学式) |
C6H6O2 |
| 状態 |
固体(結晶または粉末) |
| 色 |
白色(ただし、空気や光により容易に酸化され、淡黄褐色から褐色に変化する) |
| 臭気 |
かすかなフェノール様の特有臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.97%からデータなし(粉塵爆発や加熱時の蒸気に注意が必要) |
爆発等級 |
1(想定) |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・医薬品の中間体(アドレナリン、ドーパミン等の合成)、写真現像薬、染料・顔料の原料、香料(バニリン等)の合成原料、重合禁止剤、金属の分析試薬、ゴムのアスファルト添加剤。
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危険 情報 |
- ・可燃性の固体で(引火点:約127度)、加熱すると引火する危険があります。また、粉塵が空気と混合すると粉塵爆発を起こす恐れがあります。強力な酸化剤と激しく反応し、燃焼や熱分解により、刺激性のガスや一酸化炭素、二酸化炭素を発生します。
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人体の 影響 |
- ・人体の影響直接触れると激しい痛み、赤み、化学火傷を引き起こします。皮膚から容易に吸収され、全身毒性(痙攣、血圧上昇、腎障害など)を招く恐れがあります。誤って飲み込むと、口内や消化器に激しい火傷を負わせ、死に至る危険もあります。IARC(国際がん研究機関)により「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(Group 2B)」に分類されています。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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