クロロアセトアルデヒド(Chloroacetaldehyde)
アセトアルデヒドの水素原子一つが塩素原子に置換された有機塩素化合物です。非常に反応性が高く、特に複素環化合物(チアゾール誘導体など)の合成において極めて重要な原料となります。純粋な状態では非常に不安定で重合しやすいため、通常は40%から50%程度の水溶液として流通しています。強力な催涙性と毒性を持つ、極めて取り扱い注意を要する物質です。
別名:2-クロロエタナール、モノクロロアセトアルデヒド
| ガス名 |
クロロアセトアルデヒド |
分子式 (化学式) |
C2H3ClO |
| 状態 |
液体(水溶液として存在。純粋なものは無色の液体ですが速やかに重合します) |
| 色 |
無色(水溶液) |
| 臭気 |
極めて刺激的で刺すような不快臭(催涙性) |
燃焼 範囲 vol% |
約3.9%から約19.0%(空気中、推定値) |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・医薬品の合成中間体(ビタミンB1、抗生物質など)、農薬の製造、防カビ剤、樹皮の剥離剤、有機合成試薬(チアゾール環の構築)。
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危険 情報 |
- ・引火性の液体です(40%水溶液の引火点:約54度から60度前後)。加熱すると燃焼し、分解して塩化水素やホスゲンなどの猛毒で腐食性のガスを発生します。化学的に極めて不安定で、空気、光、熱、または金属粉の存在下で激しく重合・反応する恐れがあります。酸化剤や強塩基と接触すると激しく反応します。重合を避けるため、光を遮断した密閉容器に入れ、火気のない冷暗所に厳重に保管してください。
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人体の 影響 |
- ・極めて高い毒性と腐食性があります。目に対して強烈な催涙作用を示し、失明の危険があります。皮膚に付着すると激しい痛みとともに化学熱傷を引き起こし、皮膚からも容易に吸収されて全身毒性を呈します。蒸気を吸入すると、喉や気管支を激しく刺激し、肺水腫や呼吸困難を招く恐れがあり、致命的となる場合があります。取り扱いの際は、防護服、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を完備し、高度な密閉系または局所排気装置の下で作業してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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