クロロプレン(Chloroprene)
1,3-ブタジエンの2番目の水素原子が塩素原子に置換された構造を持つ、ハロゲン化ジエン化合物です。世界で最初に実用化された合成ゴムである「クロロプレンゴム(ネオプレン)」の単量体(モノマー)として極めて重要な物質です。非常に重合しやすく、単独では不安定ですが、ポリマー化することで耐熱性、耐油性、耐天候性に優れた優れた弾性体となります。
別名:2-クロロ-1,3-ブタジエン
| ガス名 |
クロロプレン |
分子式 (化学式) |
C4H5Cl |
| 状態 |
液体(非常に揮発性が高い) |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
刺激を伴う特有の芳香(エーテルやクロロホルムに似た臭気) |
燃焼 範囲 vol% |
1.9%から12.9% |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・クロロプレンゴム(CR)の製造原料、接着剤の原料。
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危険 情報 |
- ・常温で容易に蒸発し、空気と混合して爆発性混合気体を形成する、極めて引火性の高い液体です(引火点:約マイナス20度)。非常に重合しやすく、光や熱、過酸化物の存在下で激しく重合反応を起こして発熱・爆発する恐れがあり、燃焼すると塩化水素やホスゲンなどの有毒ガスを発生します。そのため、通常は重合禁止剤を添加して保管されます。
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人体の 影響 |
- ・毒性があり、目、皮膚、気道に対して強い刺激性を示します。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、意識混濁を引き起こし、高濃度では麻酔作用や肝臓・腎臓への障害を招く恐れがあります。国際がん研究機関(IARC)により「グループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)」に分類されており、長期的な曝露を避けるための厳格な管理が必要です。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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