クロロトリフルオロエチレン(Chlorotrifluoroethylene)
エチレンの4つの水素原子のうち、3つがフッ素原子、1つが塩素原子に置換されたハロゲン化オレフィンです。非常に反応性が高く、フッ素樹脂の一種であるポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)の原料として極めて重要です。常温では無色のガスですが、加圧することで液化しやすく、化学工業において耐食性やガスバリア性に優れた材料を作るための基幹物質として利用されています。
別名:三フッ化一塩化エチレン、CTFE、トリフルオロクロロエチレン、R-1113
| ガス名 |
クロロトリフルオロエチレン |
分子式 (化学式) |
C2ClF3 |
| 状態 |
気体(常温・常圧) |
| 色 |
無色 |
| 臭気 |
かすかなエーテル様臭 |
燃焼 範囲 vol% |
8.4%から38.7% |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・フッ素樹脂(PCTFE)の製造原料、フッ素系潤滑剤・オイルの原料、化学合成中間体、冷媒の研究用。
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危険 情報 |
- ・非常に引火性の高いガスです。空気と混合して広範囲で爆発性混合気体を形成します。熱、火花、火気によって容易に引火・爆発し、容器が加熱されると内圧が急上昇して破裂する恐れがあります。非常に不安定で、光や熱、特定の不純物の存在下で激しく重合反応を起こし、発熱・爆発の原因となります。分解すると塩化水素、フッ化水素、ホスゲンなどの猛毒で腐食性の高いガスを発生します。
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人体の 影響 |
- ・毒性があり、吸入すると健康に害を及ぼします。目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があります。吸入により頭痛、めまい、吐き気、意識喪失などの中枢神経抑制症状が現れます。慢性的な曝露は、肝臓や腎臓、血液系に悪影響を及ぼす恐れがあります。取り扱いの際は、局所排気装置を備えた環境で、防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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