クマリン(Coumarin)
サクラの葉やトンカ豆などに含まれる、芳香族ラクトンの一種です。植物が乾燥したり傷ついたりした際に、糖と結合していた成分が加水分解・閉環して生成されます。日本人には「桜餅の葉の香り」として非常に馴染み深く、甘く独特な芳香を持ちます。化学的にはベンゾピロンの一種であり、多くの香料や特定の医薬品の合成原料として利用されています。
別名:1,2-ベンゾピロン、2H-1-ベンズピラン-2-オン、オルトクマル酸ラクトン
| ガス名 |
クマリン |
分子式 (化学式) |
C9H6O2 |
| 状態 |
結晶性粉末または板状結晶 |
| 色 |
白色 |
| 臭気 |
桜餅(サクラの葉)や干し草を思わせる、甘く芳醇な芳香 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・医薬品(血液凝固阻止剤の中間体など)、香料(化粧品、香水、石鹸、洗剤、タバコ)、めっき添加剤(光沢剤)、有機合成原料、化学試薬。
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危険 情報 |
- ・可燃性の固体です(引火点:約162度)。粉末状で空気と混合すると粉塵爆発を起こす恐れがあります。燃焼すると、一酸化炭素、二酸化炭素などの刺激性・有毒な煙を発生します。強酸化剤や強塩基との接触を避けてください。
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人体の 影響 |
- ・毒性があり、摂取すると、肝臓や腎臓に対して悪影響(肝毒性)を及ぼすことが知られています。このため、食品添加物としての直接的な使用は多くの国で制限または禁止されています(シナモンなどに天然由来で含まれる量は許容されることが多い)。目や皮膚に対して刺激性があり、皮膚感作性(アレルギー反応)を示す可能性があるため、取り扱いの際は保護手袋や保護眼鏡を着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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