クロトン酸(Crotonic acid)

炭素数4の不飽和カルボン酸で、2-ブテン酸のトランス体にあたります(シス体はイソクロトン酸と呼ばれます)。分子内に炭素?炭素二重結合とカルボニル基が共役した構造を持っており、非常に高い反応性を示します。主に合成樹脂や塗料、接着剤の原料として利用されるほか、化学研究における中間体としても重要です。
別名:(E)-2-ブテン酸、トランス-クロトン酸、トランス-2-ブテン酸

レンタル
対象機種
ガス名 クロトン酸 分子式
(化学式)
C4H6O2
状態 結晶(常温)
白色
臭気 特有の刺激を伴う酸っぱい臭い
燃焼
範囲 vol%
爆発等級 発火度
用途
  • ・合成樹脂のモノマー(酢酸ビニルとの共重合体など)、塗料・接着剤の原料、可塑剤、医薬品・香料の合成中間体、農薬原料。
危険
情報
  • ・可燃性の固体です(引火点:約88度)。加熱すると引火する恐れがあります。強酸化剤、強塩基、還元剤と激しく反応します。また、粉塵が空気と混合すると粉塵爆発を起こす危険があるため、粉末の取り扱いには注意が必要です。水、エタノール、エーテルに溶けます。
人体の
影響
  • ・腐食性があり、目、皮膚、呼吸器に対して強い刺激性を示します。直接触れると皮膚炎や深刻な化学熱傷を引き起こす可能性があり、目に入ると失明の恐れを含む重篤な損傷を与えることがあります。粉塵や蒸気を吸入すると喉の痛みや咳、呼吸困難を招きます。取り扱いの際は、防塵マスク、不浸透性の手袋、保護眼鏡を着用してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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