クロチルアルコール(Crotyl alcohol)
不飽和アルコールの一種で、クロトンアルデヒドを還元することによって得られます。幾何異性体(トランス体とシス体)が存在し、工業的には主にトランス体が取り扱われます。分子内に二重結合を持つため反応性が高く、医薬品や農薬、合成樹脂などの様々な化学製品を製造するための中間原料として利用される重要な有機化合物です。
別名:2-ブテン-1-オール、γ-メチルアリルアルコール、3-メチルアリルアルコール
| ガス名 |
クロチルアルコール |
分子式 (化学式) |
C4H8O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色透明 |
| 臭気 |
刺激を伴う、特有の強い薬品臭 |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・農薬(殺虫剤、除草剤)の原料、医薬品の中間体、可塑剤や合成樹脂の原料、有機合成試薬。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体(引火点:約33度から35度前後)ですので、常温でも火気によって引火する危険があり、空気と混合して爆発性気体を形成します。加熱により分解し、一酸化炭素や刺激性の煙を発生します。強酸化剤との接触により激しく反応するため、混触を避ける必要があります。消防法の危険物(第四類 第二石油類 非水溶性液体)に該当します。
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人体の 影響 |
- ・皮膚、目、粘膜に対して強い刺激性があります。液体が皮膚に触れると赤みや痛みを生じ、蒸気を吸入すると喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こすことがあります。高濃度での曝露は呼吸器系に悪影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。取り扱いの際は、保護手袋、保護眼鏡、必要に応じて防毒マスクを着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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