シクロヘキサンチオール(Cyclohexanethiol)
シクロヘキサンの水素原子1つがチオール基(-SH)に置き換わった有機硫黄化合物です。メルカプタン類特有の極めて強烈で不快な悪臭を持つことが最大の特徴です。この強力な臭気を利用して、都市ガスの漏洩検知用の着臭剤として用いられるほか、有機合成の反応試薬や農薬の中間体として利用されます。
別名:シクロヘキシルメルカプタン、メルカプトシクロヘキサン
| ガス名 |
シクロヘキサンチオール |
分子式 (化学式) |
C6H12S |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
極めて強烈で不快な、腐った玉ねぎやニンニクのような悪臭(低濃度でも感知可能) |
燃焼 範囲 vol% |
– |
爆発等級 |
– |
発火度 |
– |
| 用途 |
- ・都市ガスの着臭剤(漏洩検知用)、有機合成中間体、農薬の原料、ゴムの改質剤。
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危険 情報 |
- ・引火性の高い液体(引火点:約31度から41度前後)ですので、常温で引火する危険があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。熱、火花、裸火に近づけないでください。燃焼や加熱によって分解し、一酸化炭素や硫黄酸化物(SOx)などの有害で刺激性のガスを発生します。強酸化剤との接触を避けてください。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、気道に対して強い刺激性があり、吸入すると、吐き気、頭痛、めまい、眠気を引き起こすことがあります。高濃度の蒸気を吸入した場合は、肺水腫や中枢神経への影響を及ぼす恐れがあります。非常に強い臭気のため、心理的な不快感や食欲不振を招くこともあります。取り扱いの際は、防毒マスク(有機ガス用)、保護手袋、保護眼鏡を着用し、必ず局所排気装置のある場所で使用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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