シクロヘキサノン(Cyclohexanone)
シクロヘキサンの炭素原子の1つがカルボニル基(=O)に置き換わった環状ケトンです。シクロヘキサンの酸化、またはフェノールの水素化によって工業的に大規模に生産されています。シクロヘキサノールとともに、ナイロン6の原料となるカプロラクタムや、ナイロン66の原料となるアジピン酸を製造するための極めて重要な中間体です。また、強力な溶解力を持つ溶剤としても広く利用されています。
別名:アノン、ピムリン、ケトヘキサメチレン
| ガス名 |
シクロヘキサノン |
分子式 (化学式) |
C6H10O |
| 状態 |
液体 |
| 色 |
無色から淡黄色 |
| 臭気 |
アセトンとペパーミントを混ぜたような、特有の鋭い刺激臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.1%から9.4%(100度以上の条件下では範囲が広がる) |
爆発等級 |
1 |
発火度 |
G1 |
| 用途 |
- ・ナイロン(カプロラクタム、アジピン酸)の製造原料、溶剤(合成樹脂、ゴム、油脂、染料、ラッカー、印刷インキ、農薬)、ビデオテープや磁気ディスクの磁性体塗料用溶剤、有機合成中間体。
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危険 情報 |
- ・常温でも火気によって引火する危険(引火点:約44度)があり、蒸気は空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため、低い場所に滞留しやすく、遠方の火源から引火・逆火する恐れがあります。強酸化剤(硝酸など)と接触すると、激しく反応して発火・爆発する危険があります。
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人体の 影響 |
- ・目、皮膚、粘膜に対して強い刺激性があり、蒸気を吸入すると、喉の痛み、咳、頭痛、めまい、吐き気を引き起こします。高濃度では昏睡などの麻酔作用が現れます。皮膚から吸収される性質があり、長期間の接触は皮膚炎や、肝臓・腎臓への悪影響を及ぼす恐れがあります。取り扱いの際は、防毒マスク(有機ガス用)、保護手袋、保護眼鏡を必ず着用してください。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
| 1 |
0.6mmを超えるもの |
| 2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
| 3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
| 発火度 |
発火温度 |
| G1 |
450℃を超えるもの。 |
| G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
| G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
| G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
| G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
| G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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