シクロヘキセン(Cyclohexene)

炭素数6の環状不飽和炭化水素(シクロアルケン)の一種です。シクロヘキサンの構造の中に二重結合を1つ持っています。ベンゼンの部分水素添加や、シクロヘキサノールの脱水反応によって製造されます。化学的に反応性が高く、シクロヘキサノールやアジピン酸、マレイン酸などの合成原料として、化学工業において重要な中間体となっています。
別名:1,2,3,4-テトラヒドロベンゼン、テトラヒドロベンゼン

レンタル
対象機種
ガス名 シクロヘキセン 分子式
(化学式)
C6H10
状態 液体
無色透明
臭気 石油のような、あるいは刺激を伴う特有の不飽和炭化水素臭
燃焼
範囲 vol%
1.2%から7.7%前後 爆発等級 1 発火度 G2
用途
  • ・アジピン酸やシクロヘキサノールの製造原料、有機合成の中間体(医薬品、農薬、染料)、溶剤、樹脂の改質剤、油類の抽出剤。
危険
情報
  • ・極めて引火性の高い液体で(引火点:約マイナス12度からマイナス20度前後)、常温で容易に蒸発し、空気と混合して爆発性混合気体を形成します。蒸気は空気より重いため、床面などの低い場所に滞留し、遠方の火源から引火・逆火する危険が非常に高いです。空気中の酸素と反応して爆発性の過酸化物を生成しやすいため、長期間の保存や蒸留の際は注意が必要です。
人体の
影響
  • ・目、皮膚、粘膜に対して刺激性があり、皮膚に触れると脱脂作用により皮膚炎を招くことがあります。蒸気を吸入すると、頭痛、めまい、吐き気、喉の痛み、倦怠感を引き起こし、高濃度では昏睡などの麻酔作用が現れます。長期間の曝露は健康を損なう恐れがあるため、取り扱いの際は防毒マスク、保護手袋、保護眼鏡を着用してください。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発
等級
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1 0.6mmを超えるもの
2 0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3 0.4mm以下のもの
  発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度 発火温度
G1 450℃を超えるもの。
G2 300℃を超え450℃以下のもの。
G3 200℃を超え300℃以下のもの。
G4 135℃を超え200℃以下のもの。
G5 100℃を超え135℃以下のもの。
G6 85℃を超え100℃以下のもの。


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